繋句
(けいく)

 繋句というのは、
「こころ俳句」主宰・紫苑が生み出した新しい俳句の形です。

この名詞は現在の国語事典にはありません。
しかし漢字の意味を考えて頂けばわかるように、
繋(けい)というのは繋がる、繋げると言う意味を持っています。
ですから繋がる句、繋げる句と理解して頂ければ良いでしょう。

 繋句俳句はその性質上、
俳句としての文学性を問うものではありません。
従って俳句本来の持つ姿勢とは少しちがい、
俳句の座の面白さに焦点を置いています。
ここで読まれる俳句の中心は繋げることにあります。
そして最終的には提句(最初に提示された句)に戻って完結します。
しかし、ネット上では、このHPが公開されている限り、
完結はいたしません。

決められた時間内に俳句を読む事は、
前出の句からのひらめきが大きな鍵となります。

繋句の特徴は、必ず前出の句の一部分を詠みこむところにあります。
前句のどの部分を取っても、また自分の句のどの部分に使っても構いません。

俳句と俳句に近い短詩型であれば、
その垣根を越えて投句することができます。
この繋句で感性の閃きを磨き、
さらに深い秀句を生む訓練をしてください。
この繋句を推敲して、自分で納得のいく作品ができましたら、
「こころ俳句」の「白の部屋」もしくは「青の部屋」にご投稿下さい。

繋句の部屋はだれでも、自由に、かたちにとらわれることなく、
俳句の上手い下手に関係なく、
感性のひらめきで俳句を繋げて行く、
新しい言葉遊びをする部屋です。

「こころ俳句」ではオフ会でこの繋句会を行なっています。

現実の繋句会は、
ある程度の決まりをもって進められて行きますが
決して難しいものではなく、
俳句初心者の方でも全く抵抗なく参加することができます。
是非この楽しい繋句会に参加してみてください。

なお、繋句に関する著作権は紫苑恵に帰属します。
2001年5月20日(日) 主宰:紫苑 恵