座・繋句会記録



「繋句会9」 9/1(土)
こころ俳句 関東地区オフ会。

繋句会日付 2001.9.1
基本型
時間 60分
出句総数 68句
参加者 気無智  彦  はぎ  時空  抱石  真理  紫苑
座主 紫苑

お題:鬼灯・ひとつづつ

段数 繋句 投句者
提句 鬼灯の種ひとつづつ友の顔 紫苑
1 ひとつづつ影を踏む夏の棘 真理
2 抜いてあなたの指を手に包む 気無智
3 の温み薄いしがらみ鰯雲 紫苑
4 薄いしがらみ海へ傾く月 真理
5 きながら手を伸ばす朝つかむ足 はぎ
6 手を伸ばしても届かぬ夢 時空
7 語る友遠方より来る団子虫 抱石
8 よ虫背なの荷物をかろてやろ はぎ
9 アポロ計画残して行った大荷物 紫苑
結句10-1 ほおずきりし庭の朝涼し
結句10-2 して行った夏小箱にひとつづつ 真理

お題:種

段数 繋句 投句者
提句 鬼灯のひとつづつ友の顔 紫苑
1 記憶を揉んで鬼灯の朱 紫苑
2 記憶たどる手荷物を置く 真理
3 そっと置く花束すきま風吹く はぎ
4 脳内の爆音消えず隙間風 紫苑
5 川面切る小石脳内のリズム 真理
6 キラキラ輝く川面空澄みて
7 キラキラ光る目母熊鮭を追う 時空
8 り真っ直ぐに来て歪む椅子 紫苑
9 歪む椅子においてきた夏帽子 真理
結句10-1 夏帽子いっぱいに笑顔の はぎ

お題:鬼灯2(戻り句の連)

段数 繋句 投句者
提句 鬼灯の種ひとつづつ友の顔 紫苑
1 ひとつづつ影を踏む夏の棘 真理
2 抜いてあなたの指を手に包む 気無智
3 の温み薄いしがらみ鰯雲 紫苑
4 薄いしがらみ海へ傾く月 真理
5 へ海へ原点を探す一人旅 紫苑
6 逃げ水追って一人旅晩夏 真理
7 逃げるほど追ってゆきたい恋だった 紫苑
8 逃げるほど脚力もない老女 時空
ひとこと *8段の句は6段に戻っています。(戻り句)
9 足元を見て老女値をつける 抱石
結句10 鬼灯を噛み老女少女の顔 時空
ひとこと *10段の句は8段に戻っています。(戻り句)

繋句会第2句座・結果
第1句座で提出した繋句を個人で推敲し、各6句づつ提出し互選しました。
各人の作品より高点句、上位3句を選びました。

気無智
棘抜いてあなたの指を掌に
隙間風吹かせていても恋人よ
アインシュタインのごとき一人旅

はぎ
花束そっと置いてすきま風ふさぐ
友の顔振り帰る夜月朧
歪む影匂い浮かべて散る澱み


きらきらと輝く川面空澄みて
鰯雲あけぼのの空紅く染め
ほうずきの残りし庭の朝凉し

真理
ひとつづつ影を踏む夏の棘
記憶たどる手荷物そっと置く
川面切る小石脳内のリズム

時空
障子洗う名残の和紙に桟の色
法師蝉昏鍾の中生命燃え
蓮華王象鼻酒に酔わします花供養

抱石
納得のいかない人生鴉瓜
風鈴の音色昼寝に絡む風
夢語るとも遠方より来る団子虫

紫苑
光真っ直ぐに来て歪む椅子
藤づる伸びて未練をなぞる
海へ海へ原点を探す一人旅



「繋句会10」 9/27(木)

繋句会記録・結果
繋句会日付 9月27日(木)
基本型
時間 60分
出句総数 40句
参加者 時空 抱石 真理 紫苑
座主 紫苑


お題:顔黒・晴
段数 繋句 投句者
提句 顔黒の一過性梅雨れる 抱石
1 梅雨晴れ甘い光に夏帽子干す 時空
2 風のさ空の雲がシュークリーム 紫苑
3 透き間言葉のちりを払う 真理
4 老残の愛の言葉秋桜 抱石
5 風去ればにわかに恋の秋桜 時空
6 にわか雨心乱れて足洗う 真理
7 秋祭り胸に晒しの乱れ打ち 抱石
8 まっさらな想い秘める影のびる 真理
9 緋のいろに秘めた切花猫の恋 抱石
結句10-1 因縁すっぱりって々秋天 紫苑
結句10-2 見栄張ってり札隠す顔黒 真理

お題:顔黒2
段数 繋句 投句者
提句 顔黒の一過性梅雨晴れる 抱石
1 梅雨れ甘い光に夏帽子干す 時空
2 風のさ空の雲がシュークリーム 紫苑
3 に余白広がる花魁草 抱石
4 秋雨りんとして花魁草の意地 真理
5 意地っ張りの目に涙点になる母 紫苑
6 の目をのぞき瞳の底を見た 時空
7 不器用な愛の奥二人三脚 真理
8 不器用に階段降りる揚ひばり 抱石
9の1 聞き逃した言葉登りつめる階段 真理
9の2 秋の階段ひと刷けの緑を残し 紫苑
結句10-1 聞き逃した親の声顔黒思い出し 時空
結句10-2 ひと刷け顔黒消えるにわか雨 抱石