注意!:MMANAによる計算結果です。
実際には周囲の環境により変わりますので、あくまでも目安と考えてください。
SWRは2.0(正確には1:2.0と表記)でも、反射は10%弱ですので、100Wの送信機の場合
90W程度が放射されます。90Wは100Wに比べて、-0.46dB程ですので神経質になる必要はありません。
給電点にインピーダンス整合器(アンテナカップラ等)を挿入する事無く、
SWRを出来るかぎり下げたいと思われる方は参考にしてください。
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7MHzのダイポールアンテナのインピーダンス特性。
パラメータは以下
グランドはリアルグランド
エレメントは2φ銅:片側10m
高さ:9.25m
7.160MHz付近でリアクタンスが零となりその時のインピーダンス(実数部)は約73.5Ωとなります。
このアンテナに75Ωの同軸で給電した場合は以下の様なSWR特性になり、アンテナの共振点とSWR最低点がほぼ一致します。
しかし、このアンテナを50Ωの同軸で給電した場合のSWR特性は以下の様になり、
アンテナの共振点とSWR最低点が一致せず、ずれてきますし、当然SWRの最低値も高くなります。
給電点のインピーダンスが73.5Ωの所に50Ωの同軸で給電するのですから当然です。
7MHzの水平ダイポールを9.25mの高さにし、50Ωの同軸で直接給電した場合には、このままではSWRは1.2以下になりません。
SWRを下げるには75Ω同軸で給電するか、50Ωの同軸で直接給電するのであれば、高さを低くするか、逆Vまたは、V型、または
ローディングコイルを入れた短縮型にしてインピーダンスを下げてSWRを下げる方法があります。
もちろん、インピーダンス整合器でSWRを下げる方法もありますが、ここでは前述のとおり割愛します。
実験的に、このアンテナを高さだけ変え(9.25mから7mに下げ)てみます。
下のようなインピーダンス特性になり、50Ω同軸で直接給電しても、SWRは下がります。
以
.150MHz付近でリアクタンスが零となりその時のインピーダンス(実数部)は約51.5Ωとなります。
SWR特性は以下です。
広い範囲でSWRが1.2以下となります。
SWRを出来る限り下げたい方は参考にしてくださ。