7MHzの水平ダイポールの打ち上げ角、最大利得のシミュレーションをして見ました。
グランドは理想反射で、ダイポールの最大輻射方向での計算です。
アンテナ高はまるめてあります。
4m高:打ち上げ角90度(真上方向)で利得0dBD
5m高:打ち上げ角90度(真上方向)で利得3dBD
11m高:打ち上げ角は60〜90度の間で6dBD(国内向けに良い)
16m高:見て判断下さい
21m高:打ち上げ角は30度前後(DX向き、国内からの混信が少ない)
32m高:打ち上げ角は20度前後と70〜90度で6dBD(国内とDX向け)
4つのグラフを比較
1m高から1mステップで40mまで高くした時のパターン(動画)NEW!!
この動画は2022年鳥取県支部大会で紹介したものです
以上の結果から、国内QSOを重視する場合は地上高は10〜15m程度が良さそう。
その場合、アンテナの放射抵抗(実数部)は80〜83Ω程度となる。
地上高10〜20m程度の時、同軸で直接給電する場合は50Ωより75Ωの同軸が良い。(SWRを下げやすい)
7MHz水平ダイポールアンテナの高さによる給電点インピーダンスとSWR
50Ωの同軸と75Ωの同軸を使って7MHz水平ダイポールに給電したときのSWRをMMANAで計算してみたが地上高が
8m〜23mでは75Ωの同軸ケーブルを使った方がSWRは下がる。理由は地上高による放射抵抗Rの変化による。
地上高により共振周波数も変わるのでエレメント長を調整し概ね7.15MHz付近で共振するようにして計算した。
これは障害物の無い時の水平ダイポールでの計算であり、障害物の状況により変わる。
放射抵抗Rについては以下のURLを参照されたい。
http://www.cqpub.co.jp/hanbai/books/15/15631/15631_p19-20.pdf
その他の7MHzダイポール考察のリンク
http://www.ne.jp/asahi/ja1cpa/ja1cpa/newpage1.html