75Ω-50Ω変換トランスの作成

私の7MHzのアンテナ(λ/2水平ダイポール)は高さが約11mなので、
給電点インピーダンスは75Ω程度になります。
この為、75Ωの同軸で給電しているので、75Ω-50Ω変換トランスを作りました。
コアはFT-240-43を使い、25Tが75Ω20Tが50Ωです。
巻き方は写真を参考にしてください。(写真をクリックすることで拡大表示できます)
使用する周波数(7MHz)でSWRを下げるため50Ω側に並列にコンデンサー(90P程度)を追加しました。

補足
真空管リニアアンプやオートアンテナチューナーが付いた半導体リニアアンプや半導体エキサイターの場合、
75Ωの同軸を直接リニアアンプ、エキサイターに接続しても問題ない。
但し、50Ω系の通過型電力計を75Ω同軸の途中に入れて電力(SWRも)監視する事は出来ないので
50Ω系の通過型電力計を使用する場合、このインピーダンス変換は必須。
私の場合、7MHzで2台のリニアアンプの電力合成を行う時、通過型電力計で合成電力を監視しながら調整するので必須。
また電力合成器の負荷は75Ωより50Ωの方が有利であるため使用している。

 ケースは百円ショップで3個百円の物

75Ω端子を75Ωで終端し、50Ω端子をAA-54(アンテナアナライザ)で測定

回路図

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